ごうちゃん
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最近ではスーパーや通販でもオーガニック野菜や、ワイルドクラフトの野菜も増えてきました。
スーパーの野菜売り場を見れば分かると思いますが、普通に陳列されている農薬などを使った野菜と比べると値段は少々お高め…。
今は野菜自体の値段が高騰しているため、いくら体に良いからと言っても少し躊躇してしまう方も多いと思います。
今回はそんな農薬や殺虫剤についてご説明いたします!
農薬とは?
農薬や殺虫剤は、昆虫や植物の体内で起きている代謝系の化学反応を阻害させ、見た目を綺麗、大量生産できる、大量出荷できるものを作り出すために必要な薬剤です。
農薬を使用することで、人間や地球に深刻な影響を与えているのはもう知ってますよね。
体にいいと思って食べている野菜自体も、昔と比べると栄養価が低くなってきていると言われています。
農薬が原因のひとつになっているということは間違いないでしょう。
さて、普通に栽培することを慣行栽培と呼んでいますが、慣行栽培ではどのくらいの農薬を使用しているか分かりますか?
全国の都道府県が発表しているので参考にしていただきたいのですが、今回は埼玉県を例にあげてみます。
埼玉県の特別栽培農産物に係る化学合成農薬の使用回数及び化学肥料による窒素成分施用量の基準について
トマトやいちごは50回以上も農薬が撒かれています。
しかも何種類もの農薬を一度に使用しても、使用回数としてでしかカウントされないため、回数=農薬の種類(量)でもありません。
ブランド野菜と言って販売されているものは、一見農薬の使用回数が少ないと思われがちですが、そんなこともありません。
オーガニックのものも農薬が0ではありません
本当に農薬0のものを求めているのであれば、ワイルドクラフト以外はありえません。
農薬による人への影響とは?
昆虫などを殺すような薬が、人間には無害なんてことはあり得ません。
農薬は、呼吸、口、皮膚から体内に入り込み蓄積され、様々な障害やDNA損傷などを引き起こします。
・急性中毒
数時間以内に現れます。
呼吸臭、意識障害、チアノーゼ、唾液分泌過多、呼吸困難、体温上昇、縮瞳、発汗、眼痛、接触性皮膚炎、けいれんなど。
・慢性中毒
風邪をひきやすい、生理不順、自律神経失調症、近視、アトピーなど。
・DNA損傷
発がん性、DNA損傷による流産、先天性異常児が生まれやすくなるなど。
上記のような影響を及ぼします。
現在では、出生する新生児のうち、3~4%が何らかの先天性異常があると言われていて、その原因の10%が環境因子であると言われています。
自分だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにも影響を与えてしまいます。
また厄介なことに、一度現れると継世代的にその毒性が引き継がれてしまったりするのです。
日本では1960年~1970年代に水俣病やイタイイタイ病などの健康被害問題が起こりましたが、それも農薬が原因です。
農薬による地球への影響とは?
農薬などは広範囲に散布するため、水質汚染や土壌汚染をはじめとする環境汚染を引き起こします。
人間が生きていく上で欠かせない水。
私たちの体の約70%は水。
そして、地球の表面の3分の2が水で覆われていて、約14億立方kmの水があると言われています。
汚れた水も、土壌の力で濾過され、蘇ります。
しかし、その土壌が汚染されていては、大切な水もおのずと汚染されてしまうことになります。
農薬の問題は、単に野菜への影響という端的な問題ではなく、地球全体、そして私たち生命にとっての危機的な大問題であるということを忘れてはなりませんね。
小学校の理科の実験を思い出してください。
ペットボトルを使って、濾過の実験をしませんでしたか?
汚い水は土壌で濾過され、きれいな水になりましたよね。
土壌が汚染されている場合、水は濾過されるでしょうか。
水が悪くても土壌が良ければきちんと濾過されますが、水が悪くて土壌も悪いとなると、濾過されるわけがありません。
人間の体も半分以上が水分で占められています。
年齢によって変わっていきますが、
胎児:体重の約90%
新生児:体重の約75%
子ども:体重の約70%
成人 :体重の約60%
老人 :体重の約50%
と言われています。
この水分の3分の2が筋肉などのあらゆる部位を構成する細胞の中にあり、残りは血液やリンパ液などです。
人間の半分以上を占める大事な水が、汚染されている水からできているかもしれない…。
水質汚染=体内の水質汚染、体内の水質汚染=不健康に繋がるということは、想像できます。
土壌が汚染されることで、どんどん負のスパイラルに陥ってしまうんです。
また、農薬の中には環境ホルモンが含まれているものがあります。
野生動物の雌化が、その症状の一つです。
ニュースでも見たことあると思いますが、もし動物が雌しかいなくなったら繁殖へ影響が出てしまいます。
最悪の場合、絶滅も考えられます。
異常気象もそうです。
二酸化炭素CO²の増加により地球温暖化が起こり、北極や南極の氷山が溶け出し、海面上昇が起こっていたり…。
食い止めるためには?
一人一人がしっかり考えなくてはいけないはずです。
その時のことしか考えずに行った行動が、結果的に自分の首を絞めていることになっているのをよく理解して下さい。
今、私たちがすぐにできることは、そのような野菜を買わない、ということです。
次の世代を守るためにも、これからの地球を守るためにも、オーガニックなもの、ワイルドクラフトなものを見つけたら、なるべく選ぶようにしてくださいね。
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